ども、さじーです。
以前、普通二輪免許取得にむけて教習所に通っています【体験談】という記事でご紹介しましたが、2017年5月より二輪免許を取るため自動車学校に通っていました。
本日ようやく免許取得にこぎつけましたので、これまでの流れを振り返ってみます。
今回は第二段階と卒業検定の内容を中心に書いていきます。
(第一段階の体験談は上記の記事でご紹介したのでそちらをご確認ください)
Contents
普通二輪 第二段階 1日目
1コマ目:シミュレータ教習。
本来最大3人まで出来るシミュレータだが、今回も運よくマンツーマン。
街中を走ってみる課題。
路上駐車している車をよける状況が多かったり、緊急車両がきたり、対向車はみ出しだったりいろいろトラップが用意されている。
事故はなく一応クリア。実際に路上に出たときも危険を察知したら焦らずにブレーキして減速しよう。
30分くらいで終わって残りは教官と雑談して終わった。
2コマ目:実車。2人ペア。
天気は晴れ。一段階からずっと雨が降らずいい天気が続いているのも運がいい。
気温もそこまで高くなくいい感じ、26℃くらいか。
今回からアンコ抜きシートではなく通常の高さのシートで、なおかつ少しスペックが高いバイクになる(型は同じCB400SF)。
最初自動車用のコースを走って、その後戻ってきてペアの相方についていきながら2コースを走った。
障害物と8の字の順番が逆になるのと、8の字の入り、クランクまでの道順が違うだけで実際は2コースの方が簡単とのこと。
最初1回だけ立ちゴケした以外は特に問題なく課題もクリア。
徐々に慣れてきてバイクに乗るのが楽しくなってきた。
逆にこういう時に油断して事故が起きるから気を付けて乗るのは忘れずにいたい。
普通二輪 第二段階 2日目
2日連続の教習。今日も晴れ。
3コマ目:シミュレータ教習。またマンツーマン。
昨日の続き、街中を走ってみるところから。
つづいては夜道の走行、霧の中の走行などの課題。
夜道や霧があるときは周辺の見通しが悪くなっているのでスピードを落としながら進む。
いずれも特に問題なくクリア。
障害物よけたり交差点を曲がったりするときの周辺車両に気を付けて、とのこと。
4コマ目:実車。おじさんの生徒と2人ペア。
2コースの復習と練習。
2コース2周、1コース1周くらいでクランクも一本橋もノーミスでクリア。
トータルで1回もコケずにコースを回ることができた!教習始まって以来初。
今のところ、急制動が一番むずかしい印象。あとウインカーのタイミング。
普通二輪 第二段階 3日目
北海道旅行に行って間があいていたので久々の教習。
今日は実技2コマに加え、学科教習も1コマある。
今日も天気は晴れ。
5コマ目:実車。
2人ペア。相手は高校生。
教官は快活な感じでやりやすい人。変なプレッシャーがなく教え方もうまい。
やはり教官によって運転のしやすさが少しずつ変わるなあ。
今日も1コースと2コースの復習。
転倒なしで全課題をクリア。急制動がちょっと難しく、最初ブレーキのタイミングが早すぎたりして失敗するも、その後リカバリ。
スラロームでは、もっとバイク倒してもいいと言われた。
発進時たまにエンストしてしまうのがまだ直らない。
右手のスロットルもうちょい開けるべきだなと実感。
6コマ目:最後のシミュレーター。2人ペア。相手は同世代くらいか。
前回のシミュレーターの時と同じおじさんの教官。
危険なシチュエーションがたくさん出てくる課題を与えられる。
1パターンずつ交代しながら、2パターンをシミュレート。1回だけ事故になりそうで危なかった(ヒヤリハット)。
全体としては事故なしでクリア。
残り時間で二輪のビデオを見る。
学科教習:
すでに普通免許を保有している私、学科は基本的に免除だが、1コマだけある。
とはいっても、先ほどと引き続きシミュレーター室でビデオ鑑賞をするだけであった。(教本すら不要)
今回も二輪を公道運転するときの注意点について。
交差点が特に危ないので大型車にくっついて交差点に進入しない。
また対向車に自分を認識してもらうようにする、死角を作らないようにする、など。
あと追加で白バイ隊の大会のビデオ。
バイクを傾けてコーナーを曲がるとき、低速だとリーンアウト、中速ならリーンウィズ。
基本的には普通に行動を走っていてリーンインを使うことはないとのこと。
普通二輪 第二段階 4日目
うまくいけば、今日で最後の教習となる。
今日も滞りなく晴れてくれた。
7コマ目:実車。2人ペア。
1コースと2コースの確認して、車のコースをまた走って終了。
2人いたためコース内で相方に注意し過ぎるあまり低速になり、バランスを崩し、一度だけ転倒してしまった。
右側に倒れたのだがそれを起こす際、左側のスタンド立てていなかったせいで反対側にまた倒してしまい、二度手間を食った。
(教官には「冗談やめてくれよ」と言われる始末)
8コマ目:実車。第二段階みきわめ。
急制動で後輪ロックしてると言われた。
ただ2本目の線はオーバーしなければ基本的に不合格にはならないと。
それ以外特に大きな注意はされることもなく、みきわめ合格。
教習後に卒検についての説明がある。
集合時間や注意点、持ち物など。
帰宅してから明日に向けて1コースと2コースの復習をする。
普通二輪 卒業検定
いよいよこの日がやってきた。うまくいけば車校通いも今日で最後となり、免許取得できる。
天気は快晴。素晴らしいバイク日和だ。
普段は15時半からの教習だったが、この日は朝8時半から集合した。
土曜ということもあり二輪免許の検定を受ける人は全員で4人。
普通二輪は私も含めて3人、大型二輪が1人。
検定は1コース。
コースの紙を渡されて、「覚えておくように」と言われ30分くらい待たされ、ようやくコースに連れていかれた。
その間に北海道旅行でご一緒した先輩氏が応援にかけつけに来ていた。
まず検定の説明を受ける。検定はゴルゴ松本に似ているおじさん。
各課題の注意点など。転倒とパイロンの接触、一時停止線のはみ出し、一本橋の落下は一発アウトと言われた。
先に大型の人がいって、普通二輪が3人。普通二輪のトップバッターは私が呼ばれた。
バイクを押しながら発着点に向かう。
まず1周だけ慣らし運転をする。
この慣らし運転ではコースをはみ出なければどんなことをしてもよい。
発進と停止の練習をしたり、スラロームのような蛇行運転をしたり、急制動の練習をしたりしてよい。
私は蛇行運転の練習をした。
↑先輩氏に撮られていた検定中の私。
一度発着点に戻り本番スタート。
8の字、障害物、クランク、坂道発進、、、と無難にクリアしていったが
最後の方に差し掛かり、スラロームで何を焦ったかスピード出して突入してしまう。
ターンし切れず、3個目くらいのパイロン付近でとっさに前ブレーキをかけてしまい、バランスを崩し転倒。
残りの急制動と一本橋までやらせてくれたものの、遭えなく不合格となる。
スラロームを落ち着いてクリアさえしていれば合格だったと思うと、ショックを隠し切れない。。
また、合図の消し忘れと、合図を出すタイミング、ふらつきがところどころあったと言われた。
無難に各課題をこなせば合格するだけの自信はあっただけに悔しい。
他の3人はどうやら全員合格できた模様。尚更悔しい。
ただ、そのうちの1人は「今回は2回目」と言っていた。やはり1発合格できない人もいるのだと少し安心した。
追加補習
卒業検定が不合格だった場合は、追加で必ず1コマの補習を受けなければならない。
私もその例に漏れない。
こういうのは体が覚えているうちにやった方がいい。
同日中、13時半から補習を受けることにする。
1コマの教習代、4,320円を支払う。
教官は検定のおじさんと同じ人。
まず失敗したスラロームを重点的にこなす。
スラロームは1,2秒オーバーしてもいいから、突入時はゆっくり。
バイクを傾けるときも、リーンアウト(バイクを自分よりも内側に傾ける)に心がければそうそう転倒することはない。
基本的なところは問題ないからあとは落ち着いてやるだけ。
といった説明を受けた。
クランクも少し不安だったので何回かやらせてもらった。
普通二輪 卒業検定(再)
13時より卒業検定の再チャレンジ。
この日も天気は快晴、少し蒸し暑いくらいだ。
検定料5,400円を支払う。
今回は2コース。またコースの紙を渡され「覚えててください」と言われる。
「先に大型自動車の人がやるから待っててね」と待機エリアでまたしても小一時間待たされる。
その間の時間が勿体ないので持っていたMacBookでブログ記事を書いていた。
そして検定の教官に呼ばれる。前回とは違う人で、一度シミュレータ教習であたった人だ。
今日の二輪の検定を受けるのは私だけらしい。
コースに連れていかれる。
その時の教官とのやり取りが妙に印象に残っている。
教官「今日も暑いねー。でも雨降らないからいいね」
さじー「そうですね。実は一段階からずっと教習の日は晴れなんですよ」
教官「それは日ごろの行いがいいからだろうね」
さじー「はは、そうですか、でもそれなら前回卒検では一発合格してるはずなんですが…」
教官「一回失敗したことで補習を受けたでしょう。それで将来起きていたかもしれない事故が防げたかもしれない」
さじー「なるほど」
今回はバイクがすでに発着点に置いてあった。
周囲を確認し乗車、1周の慣らし運転の後、いよいよスタートする。
障害物から8の字、クランク、坂道発進、、、と前回同様無難にクリアしていく。
補習を1回挟んだことで合図を出すタイミング等はさらに精度が上がったと思う。
そしていよいよ前回転倒してしまったスラロームにさしかかる。ギアを2速に落とす。
緊張しつつもゆっくり通過してなんとかクリア。
実際、規定タイムは超えてて減点は食らっただろうが…。
その後の急制動・一本橋も特に問題なく1発クリア。
(※急制動はブレーキタイミングが早かったり、40㎞/h出ていなかった場合、1回だけやり直しが認められる)
最後の最後、停止線の前で一時停止にさしかかるとき、前ブレーキをかけすぎてふらついてコケそうになった。
…がなんとか持ちこたえる。危ないところだった。
全課題をこなし、発着点に戻ってきたときの安堵感と言ったらない。
待合所に戻ってしばらくすると、名前が呼ばれる。
結果は合格。
ただし、ふらつきが多いのと、ウインカー出すときの首振りが大きすぎてふらついてると言われてしまった汗
路上に出るときは気を付けてね、とのこと。
試験の結果が気になり点数を聞いてみたが、「大人の事情で教えられないんだよね」とのこと。残念。
普通二輪の印紙代1,750円払う。
免許交付についての説明を受ける。後日、指定日に免許センターへ行ってほしいとのこと。
これで二輪免許取得のための自動車学校通い、全工程が終了した。
一段階で追加4,320円、
二段階で追加4,320円 + 5,400円
トータルで追加14,040円を支払う羽目になってしまったものの、なんとか卒業できた。
沢山こけたが、怪我せずに無事教習を終了できたこの身体に感謝しなければならない。
(教習で大きな転倒をして骨折してしまう人もいるらしいので…)
結局、教習も検定も含めて全日程で一度も雨が降らなかった。驚異的である。(晴れ男なのか?)
今年の福井の5月~6月の降水量は例年に比べてもかなり少なかったようですけどね。
免許更新のため免許センターへ
朝8時半に免許センターに集合。
まず現在の免許証が回収される。
簡単なアンケート用紙が配られ、回答して署名するように言われる。
10分くらい待って、視力検査室に通され、視力検査。
次にまた少し待って、4桁の暗証番号2つを取得するように言われる。
次に電算室へ通される。少し待つと名前が呼ばれる。写真撮影。
窓口に戻って免許再交付費用の2,050円を支払う。
またしばらく待機しているように言われる。
自動車学校の卒検のときに知り合った人が来ていて、軽く雑談する。
結局トータル費用いくらかかったか?とか、大型二輪はとらないの?とか。
50代くらいのおじさんで、その方は一気に大型も取ってしまうらしい。
明日はレンタルバイクで友人とツーリングに行くんだそう。楽しげである。
30分くらい待つと名前が呼ばれた。
・免許の有効期限が1年延長されたこと
・普通自動二輪免許取得後は一般道では1年間、高速道路では3年間は二人乗りが禁止ということ
を説明されて、新しい免許を受け取って終了。
トータルの所要時間、1時間半くらい。
↑こちらが新しい免許。
“普自二“ が追加されている。
(ちなみに普通自動車免許も昔の免許だと「普通」だったのが、新しい免許は「準中型」に置き換えられている)
これで晴れて公道でバイクに乗ることが出来るようになりました。めでたしめでたし。
おわりに
いかがでしたか。
長かったようで短かった教習期間。
第一段階ではバイクの基本操作、発進と停止から、8の字やクランクなど閉路や狭路の練習。
急制動やスラローム、一本橋、坂道発進など各課題の練習。
また合図の出し方、踏切の渡り方などの基本的なことを学びました。
沢山コケましたし、転倒もしました。
(※一段階の教習の様子はこちらの記事をお読みください)
第二段階では新しく学ぶことはほとんどなく、各課題をさらに精度よくこなせるようにすることと、卒業検定のコースを覚えて順番にクリアしていくことがメインでした。
また、実際に公道に出たときに起こり得る危険予測とその回避方法を、シミュレーターを使って学びました。
(二輪に仮免許はなく、教習中に実際に公道を運転することはできないためです)
1コマだけある学科教習では、バイクでの交通事故の危険性とその回避方法についてビデオで学びました。
トータルのコマ数は、
一段階9コマ+二段階8コマ(学科が+1コマ)+卒検=19コマ
というのが最短ですが、
私の場合は一段階で追加1コマ、卒検に落ちて追加1コマ+卒検(再)を受けていますので、トータル22コマ分くらいでした。
そのうち実車18コマ、シミュレーター4コマという具合です。
1コマ=50分なので、教習中だけでも15時間くらいバイクに乗っていたことになります。
ここで、今回の普通二輪免許取得にかかった期間と、総費用を計算してみたいと思います。
かかった期間
入校・手続き:2017年4月24日
卒業検定合格:2017年6月19日
——————————-
トータル:およそ2か月
期間中旅行に行ってたり通いで取ったと考えると一般的なのかなと思います。
かかった費用
入校料+普通自動二輪免許取得費用:88,880円
本籍地記載の住民票:300円
第一段階追加費用:4,320円
第二段階追加費用:9,720円
免許再交付費用:2,050円
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トータル:105,270円
追加分が痛かったですが、これから買うバイクの値段と比べたら安いと考えることもできるでしょうかね。。
ああ結構お金使ったなあ。
これからバイクも買う予定だし、この分稼がないとですね汗
これを読んで、新たに二輪免許の取得を考えている方の参考になれば幸いです。
次回、新しいバイクを購入したときに記事を書きます。
またその時にお会いしましょう!
お読みいただきありがとうございました!