今回は、これまでの記事
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート①】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート②】 の続きです。
(まだ読んでいない方はそちらからどうぞ)
Contents
7/11(火)
フランスでも最も有名な観光名所のひとつ、モンサンミッシェルへ行く日。
モン=サン=ミシェルは、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島、及びその上にそびえる修道院である。 カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、1979年には「モン=サン=ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産に登録され、1994年10月にはラムサール条約登録地となった。
(Wikipediaより)
モンサンミッシェルはフランスの北東部に位置しており、イギリス海峡にも面しています。
パリ市内からの距離はおおよそ300㎞ほど。東京⇔名古屋の距離より少し短いくらいです。
今回の3人で事前に話し合って「フランス観光するなら是非行っておこう」、と決めていました。
パリからモンサンミッシェルへの移動方法は電車(TGV)+バスが一般的です。
(もしくは、日本語ガイドが同行し、パリ市内から全部バスで移動できるツアーもあります。上記の方法に比べると少し割高。)
モンサン行きのTGV+バスは当日になってもあいていれば乗車できるようですが、飛行機などと同じで事前予約が可能となっていて、日付を決めていくのであれば予約しておくのが無難です。(しかも早く予約しておくことで割安になります)
事前にネット予約しておくことにしました。
今回私たちが利用したのはこちらのサイト。
TGVとバスがまとめて予約できる便利なサイトです。
面白いのは、乗車する時間帯によっても料金が変わるということ。
人気のある時間帯は高めの料金設定、逆に人気のない時間帯は安めとなっていて、航空券の予約システムにかなり近いです。
パリから安くモンサンミッシェルへ行きたいなら、1か月前くらいまでに予約しておくことをお勧めします。
今回は、
往路:8時14分パリ・モンパルナス駅発、11時20分モンサンミッシェル着
復路:15時30分モンサンミッシェル発、18時47分パリ・モンパルナス駅着
で予約しました。
余裕をもって移動することも考えると、現地での滞在時間がおおよそ3時間半くらい。
調べると、3時間もあれば敷地内を観光するのには十分とのこと。
現地のレストランで昼食をとることを考えるとちょうど良さそうです。
料金は往路:48ユーロ、復路:39ユーロで合わせて87ユーロ。
およそ11,000円くらいでした。まあ世界遺産に行けると考えれば妥当な買い物でしょうか。
それでは当日のレポートに参ります。
モンサンミッシェルへ
6時過ぎに起床。昨日買っておいた朝食のサンドイッチとバナナを食べます。
最寄りの駅から地下鉄に乗車して、Paris Montparnasse(モンパルナス)駅へ。
↑パリの駅でよく見かけたゲート。
モンパルナス駅に到着、駅構内を移動します。
TGVのホームに移動しようとウロウロしていたら、また見知らぬ人に声をかけられました。今度は女性。
我々のような外国人の観光客を見て、ピンと来たのでしょうか。
「ああ、モンサンミッシェルへ行くの?だったら私も同じホームに行くからついてきて」
↑声をかけてくれたのはこのオレンジの女性でした。パリには親切な人が多いということがわかりました。
朝ということもありスーツ姿のビジネスマンが多かったです。
急いでいるのかこの女性もかなり早歩きで、ついていくのがやっとでした。
7時半頃、TGVのフロアに到着。
女性は止まることなくゲートを通って行ってしまいました。
車両に乗り込むとき最後にこちらを振り返って、ニコリと微笑んでくれました。
「あとはわかるでしょ」ということだったのでしょう。
ゲートを通るにはチケットがないといけないようでした。
ネットで予約は済ませていたものの、チケット自体は持っていません。
サービスカウンターにて聞いてみると、「自動券売機で発行できるよ」とのこと。
↑手続きを済ませると、往復分がプリントされて出てきました。
上から順に、往路のTGV・バス、復路のバス・TGVです。
それぞれ個別の乗車・降車時刻と料金も書いてありますね。
チケットを持ってゲートを通過。ホームに向かいます。
(このチケットは切符と違って大きいので通すことはできません。バーコードのところを読み取らせるとゲートが開く仕組みでした)
↑こちらがTGV。どこまでも続くように思えるとても長い車両です。
ちなみに「SNCF」はフランス国鉄です。日本でいうJRのようなものでしょう。
時間通り乗車。座席は指定席になっていました。
車内には売店もあるとのことで、友人が何かカップパスタのようなものを買って食べていました。
2時間半ほど経って、Dol de Bretagne(ドル・ドゥ・ブルターニュ)駅にて降車。
↑ドル・ドゥ・ブルターニュ駅にてバスに乗り換え。
乗車するのは当然観光客ばかりで、日本人も他に何人かいました。
あと30分程でモンサンミッシェルに到着です。
↑街中でよく見かけたロータリー式交差点。
中央に噴水があったり花壇があったりとオシャレです。
↑モンサンミッシェルのバス停到着。
このとき、まだモンサンミッシェルへ行くにはもう一つバスに乗らなければいけないことを知ります。
↑こちらがバス停からモンサンミッシェル行きのシャトルバス。
無料で乗車できますが、バス内はかなり混雑していて、行列に並ばないと乗れなかったりもします。
そのためか、歩いてモンサンミッシェルへ行く人の姿も見られました。
途中、現地のホテル前で何回か停車したので、ホテルからは歩いていく人もいるようです。
このシャトルバスすごいのは、前にも後にも運転席がついていて、Uターンする必要がないようになっているのです。
(写真からはわかりづらいかもしれませんが…)これにはびっくりしました。
10分くらいバスに揺られて遂に到着!!!
↑でかい。(こちらも写真からは伝わりづらいと思います…)
とりあえず昔の人はすごかったんだなあと思います。
「西洋の驚異」と呼ばれる理由は、実際にその目で見て確かめてみてください。
↑この門から場内に入っていきます。
歩いて敷地内を回ります。
↑とにかく、人、人、人。
狭い通路では、想像以上に多くの観光客で溢れかえっていました。
平日でこれですから、繁忙期となるとさらに人が増えるのでしょう。
お土産屋さんも多く、ここでポストカードを購入しました。(2.5ユーロ)
↑少し裏手に入るとこんな感じ。
↑おいしそうだったのでジェラートを買って食べます。写真は柑橘系のシトロン味。(3ユーロ)
↑12時ごろ、昼食にレストランに入ります。
↑3人でシェアしてワイン(ロゼ)のボトル(30ユーロ程)と、牡蠣(16ユーロ)を頼みます。
おなじみ、バケットもついてきました。
牡蠣は口の中でとろけるような美味しさ。
また以下に紹介する3つはコースとなっていて、19ユーロでした。
↑自家製スモークサーモンのオーシャンサラダ
↑ローストチキンのオーブン焼き、ポム・フリット添え
↑自家製チョコレートムース。
濃厚で美味しかったのですが、かなり甘いのでコーヒーと一緒の方が良かったかもしれません。
何しろどれも美味しくいただきました。ひとりあたり35ユーロ程。
12時ごろに店に入った頃はお客さんは3,4組くらいしかいなかったのですが、13時過ぎに出る頃は10組くらいいました。
フランスの昼食の時間は日本よりもやや遅めの印象です。
再び歩きながら散策。少しずつ螺旋を描きながら上へと登っていきます。
↑とあるカップルが結婚式用の写真撮影をしていました。(写真右下)
↑ツアー客でしょうか、離れ小島から歩いてくる人たちがいます。干潮の時間帯は歩くことができるようです。
続いて修道院部分へ行くために入場チケットを買います。ひとり10ユーロ。
↑大聖堂。
↑鳥の羽を使ったなにか。
↑かつては牢獄としても使われていたようです。はるか上方から一筋の光。
↑大きな金属の球体は何のためにあるのか、わかりませんでした。
↑近づいても動かない鳥。人間に慣れているのでしょう。
↑そうこうしているうちに帰りの時間が迫ってきたので、シャトルバスの乗り場に戻ります。
このとき風がとても強く、半袖では寒かったので羽織るものがあると良かったです。
↑満潮になったので、改めてもう一度全体のモンサンミッシェルを撮ってみました。
この雄大な姿。美しいですね。
↑というのは嘘で、実際は看板を撮っていました。
アホなことをやった後、モンサンミッシェルに別れを告げ、シャトルバスに乗り込みます。
その後ドル・ドゥ・ブルターニュ駅までのバス、さらにTGVに乗り換えて、モンパルナス駅に戻ります。
歩き疲れてクタクタになっていたので少し眠ってしまいました。スリと置き引きには気を付けましょう。
19時前、モンパルナス駅到着。
↑駅構内からも見ることができる高層ビル、モンパルナスタワー。
もうホテルへ戻っても良かったのですが、外は例によってまだまだ明るい。
どうするか話し合い、エッフェル塔だけ行って帰ることに。
エッフェル塔へ
エッフェル塔(Tour Eiffel)はBir-Hakeim(ビラケム)駅から近いとわかり、地下鉄で移動します。
↑駅到着後、少し歩くとすぐにエッフェル塔が見えてきました。
↑街には多くの香具師(物売り)がいました。中には移動して売ってくる強者もいます。
↑途中で見つけたホットドックの露店。
ちょうど小腹が空いてきたところだったので購入(1本8ユーロ)。
3人分に切り分けてくれました。
エッフェル塔は展望台があるため上ることもできます。
厳重なセキュリティチェックがありました。
ディズニーランドのような長い列を超えて、簡単な手荷物検査を済ませ、中に進んでいきます。
↑2階のフロア or 展望台まで上ることができます。
また、2階フロアまでは階段を使って上ることもでき、すべてエレベーターを使った場合と料金が異なります。
(2階フロア⇔展望台は階段はなく、エレベーターのみです)
また、年齢ごとに少し料金が異なります。
モンサンミッシェルで歩き回った私たち。
疲れているにも関わらず、階段を選択しました。
例えば2階フロアまで階段を使うと大人7ユーロ、エレベーターなら11ユーロと4ユーロ安くなります。
(しかしこの選択が間違っていた。
後から知りましたが階段は全部で1789段!(フランス革命の年と同じ)。)
最上階の展望台まで上ることにしたのでさらに追加で6ユーロ、合計13ユーロでチケット購入します。
階段使ってのぼります。ただ、ひたすらにのぼる。
だんだんと足の踵が痛くなってきました。とにかくのぼります。
何度か休憩をはさみ、2階フロアへ到着。
なにかものすごい達成感に包まれました。
さらにエレベーターを使って最上部の展望台へ。
↑セーヌ川が見えます。
↑パリが一望できる、最高の眺めでした。
しばらく景色を楽しみ、写真を撮った後はエレベーターで下って、階段で下ります。
下りの階段は上りのそれとは比べ物にならないほど楽でした。
それでもやっぱり結構な段数ありましたが…
22時ふもとに戻ると、ちょうどライトアップされはじめたエッフェル塔がストロボのようにキラキラと光りだしてとても綺麗でした。
1時間おきに、少しだけこのパフォーマンスがあるようです。
↑遠くから撮影した、ライトアップされたエッフェル塔。美しいです。
↑帰りには夕食として露店のサンドイッチを購入(ドリンク込みで9ユーロくらい)。
付近のベンチに座って食べました。疲れていて3人とも無言になります。
香具師が移動してきて2回ほど声をかけてきましたが、2回ともスルーしました。
23時ごろホテルに戻ります。
相当疲れていて速攻で寝落ちしてしまいました。
今思えば、モンサンミッシェルの後にエッフェル塔はかなりハードだったと思います…。
体力に自信のある人以外はやめておきましょうね…。
翌日!フランス観光最終日、パリ市内を散策します。
エトワール凱旋門、シャンゼリゼ大通り、ルーブル美術館をめぐりました。
最後にはまたちょっとしたハプニングも…?
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート④】へ続きます。
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