ども、さじーです。
ルービックキューブの6面を出来るだけ早く、速く完成させる競技、スピードキューブ。
そのスピードキューブの最高峰、世界大会(World Championship)は2年に一度開催されます。
そして2017年はちょうどその年。
今年はフランス、花の都パリで開催されました。
今回は、2017年7月に私さじーがルービックキューブ世界大会2017へ参加してきたお話をしていきたいと思います。
Contents
はじめに~ルービックキューブ世界大会について~
Q:世界大会に参加するには代表になる必要があるんですか?
A:ルービックキューブの世界大会は、代表になるための予選大会などは特にありません。(今のところ)
その代わり、参加資格としては過去に一度でも公式大会に出て、記録を残していることが前提となります。
(公式大会とはWCA(World Cube Association、世界キューブ協会)が管轄している大会のこと。詳しくはこちら)
Q:3×3のルービックキューブ以外にも競技があるんですか?
A:あります。
通常の3×3ルービックキューブ以外にも、分割が少ない2×2、分割の多い4×4~7×7、正四面体のピラミンクス、正十二面体のメガミンクスと言われるものも公式競技となっています。
公式競技は全部で合わせて18種類あります(2017年7月現在)。
世界大会のような大きな国際大会では、通常、すべての公式競技が開催されます。
難しいパズルでは時間がかかると運営に支障をきたすため、参加者を絞るため制限タイムが設けられる場合もあります。
(例:4×4の参加資格⇒公式大会で平均1分10秒を切っていること
5×5の参加資格⇒公式大会で平均2分を切っていること など)
Q:何人くらい参加したんですか?
A:今回のウェブサイト上での申し込みは1,100人でしたが、当日に欠席した人もいましたので、実際の参加者は938人でした。
これはこれまでに開催されたWCA公式大会の中で、2番目に多い人数でした。
(1番多かったのはAsian Championship 2016(中国・北京)で955人)
それに加えて多数の運営、メディア、警備、同伴者や見学者がいましたので相当大きな会場を使って行われました。
実際には1,500~2,000人くらいの人が訪れたのではないでしょうか。
また、参加した国と地域の数は64か国で、これも過去最大でした。
今回のルービックキューブ世界大会2017の情報について、さらに詳しく知りたい方はこちらをどうぞ⇒特設ウェブサイトへ(英語)
はじめに~旅程について~
旅程は全部で12日間でした。
出発が7/8(土)、出国が7/9(日)。
現地での滞在は7/10(月)~17(月)(うち観光3日間、大会4日間)
帰国が7/18(火)、帰宅が7/19(水)。
カレンダーで表すとこんな感じです。
トータルの旅程が12日あるのに、まともなホテルでの宿泊が7日しかないという、、今思えばかなりハードな旅行でした。
身体を壊さずよく無事に帰ってこれたと思います。(一瞬危ない時はありましたが)
強く産んでくれた親に感謝です。
では本編に入っていきます。
7/8(土)~7/10(月): 福井⇒東京⇒パリへ移動
まずはフランスのパリまでの移動です。
これがなかなか大変でした。
福井⇒東京・成田空港へ
福井に住んでいる私。まずは成田空港に向けて移動します。
(事前に予約していた航空券は、成田空港発のものでした。
理由は航空券の値段が安いため+東京に住む友人と合流するため)
移動手段は夜行バスと電車を使います。
↑20時半、夜行バスに乗り込みます。
往路、福井駅⇒新宿まで5,780円。
たまたま隣の人がいなくてラッキー。快適でした。
↑翌朝6時、バスタ新宿(新宿駅付近のバスターミナル)着。
田無駅まで移動し、友人と合流します。
ここで休憩。少し仮眠をとります。
↑松乃屋にて、出発前、最後の日本食。カツ丼+うどんセット600円。
電車で成田空港まで移動します。1,440円。
↑15時ごろ成田空港着。
今回利用する便は往路・復路ともにエティハド航空という中東の航空会社です。
成田空港⇔パリ・シャルルドゴール空港、往復便がひとり76,040円。(アブダビ国際空港(UAE)経由)
エクスペディアという航空券料金検索サイトで調べて、3か月前に予約していました。
ヨーロッパまでの往復は10万超えると思っていたのでこんなに安いものかとびっくりしました。
実際、直行便だと10万をゆうに超えていたので、時間はあって安く行きたいという人は経由便がおすすめです。
(ちなみにエティハド航空のホームページだとさらに安く72,000円代で往復便が手に入ったらしいです。後になって知りました)
値段が安いと「飛行機の点検に欠落があって落ちるんじゃないか」「サービスや対応が悪いんじゃないか」などと不安な方はやめておいた方がいいかもしれません。
また後述しますが、今回利用したエティハド航空は大きな問題はありませんでした。
エティハド航空のカウンターに行きます。
チェックインカウンターでの対応は全く問題ありませんでした。
往復分のeチケット4枚と、成田⇒アブダビのチケット、さらにトランジット(乗り換え)後のアブダビ⇒シャルルドゴールのチケットを受け取りました。
スーツケースを預けます。
その後、成田空港内で電源変換プラグ(タイプC)(350円)と、ネックピロー(1,700円)を購入。
海外のコンセントは日本のものと形状が違うので、変換プラグは必ず持っていかなければなりません。
(スマホ、パソコン、デジカメなどの充電のために利用します)
また現地の通貨、ユーロを手に入れるため両替商へ。
現地フランスではかなりカードが使えると把握していたので現金では3~4万円を持ち歩くことを予定していましたが、念のため5万円を両替。
↑370ユーロ分の紙幣をゲット。(両替レートは1ユーロ133円。実際の当時のレートは1ユーロ129円)
出国審査、手荷物検査を済ませ、17時50分発の便に乗り込みます。
予定所要時間は11時間35分、到着は現地時間で翌0時25分。(時差は東京がUTM+9、アブダビUTM+4なので-5時間)
成田空港⇒アブダビ国際空港へ
↑エティハド航空の機内にて。
アメニティが充実していました。ネックピローわざわざ買わなくてもありました…汗
アイマスク・耳栓・歯磨きセット・靴下と、その下にあるのがネックピローです。
もちろんブランケットもありました。
↑さらにUSB・コンセントも備え付けあり。機内でスマホの充電を済ませました。
エコノミークラスにしても充実していたように思います。
↑夜出てきた1回目の機内食。
まだ日本食が食べられました。抹茶プリンが意外になめらかで美味しかったです。
↑こちらは翌朝アブダビ到着前に出てきた2回目の機内食。
たしかチキンとポテトだったと思います。
↑機内備え付けのタッチパネルでは映画や音楽、ゲームなどのコンテンツが楽しめました。
こちらはテトリス(懐かしい)
↑こちらは友人に教えてもらった2048というゲーム。
私このゲームにハマってしまい、ほとんど機内ではほとんど寝ることもなくひたすらやってました…。
なかなか難しく自力での2048は完成できませんでした。
そうこうしているうちにアブダビ国際空港に到着。
かなり予定時間より早く着いたようで、11時間半のところがおよそ10時間くらいで到着したようです。
↑現地は23時半。
機内から空港内に直結で行けるわけではなく、一旦階段を利用して外に出て、シャトルバスに乗って向かいます。
夜にもかかわらず外の気温が40℃ほどあり、まるでサウナのようでした。さすがは中東。
↑空港内でトランジット(乗り換え)へ向かいます。
入国するわけではないので手続きはそこまで難しくありません。
今回は到着・出発ターミナルが同じで移動の必要なし、成田でチケットまで手配してもらっているし、で簡単でした。
簡単な手荷物検査だけあった気がします。
↑sleepeng loungeと書かれています。
トランジットの時間は今回2~3時間あったのでちょうどいい感じでしたが、待ち時間が長い場合はおそらくここで仮眠をとることも出来るのでしょう。
1時間以上暇だったので、空港内では少しだけルービックキューブを回して時間をつぶします。
アブダビ国際空港⇒パリ・シャルルドゴール空港へ
再度エティハド航空に搭乗します。
アブダビを2時15分発、パリは朝7時50分着、フライト時間は7時間35分を予定。
先ほどクリアできなかった2048をまたやりたかったところですが、さすがに疲れていたので機内では仮眠をとります。
↑窓際席だったので、ふと目が覚めたときに外を見てみると綺麗な朝焼けを観ることが出来ました。
↑こちらもふと気づいたら目の前に置かれていた軽食。時間的に夜食なのでしょうか。
黄色の包みはビスケットのようなものでした。
またこの写真には写っていませんがキャラメル味のポップコーンが地味に美味しかったです。
↑こちらがパリ到着前に出てきた機内食。朝食です。
オムレツ、ソーセージ、ポテトですね。
左上の黒いのはチョコレートケーキ、右上はヨーグルトだったと思います。
特に苦手な食べ物がなく、なんでも食べる私。
エティハド航空の機内食はどれも美味しく頂きました。
目が覚めたので再度2048に挑戦してみたところ、やっと自力でクリアできました。
↑機内のパネルでは、これまでの飛行機の経路が確認できます。
(写真はアラビア語ですが、英語もちゃんと表示されてました)
↑パリ上空!
遅延することもなく予定通り、パリ・シャルルドゴール空港へ到着しました。
入国審査を済ませ、スーツケースを回収します。
↑空港内に”France“の文字が!
↑”Paris Aeroport”という文字があります。
フランス語では空港はエアロポートなんですね。
移動時間が
夜行バス:9時間半
飛行機①:10時間
飛行機②:7時間半
これだけで27時間。
さらに空港での手続きなどに時間を使っていますので、もろもろ込みでトータル30時間以上かかっての到着です。我ながらかなり頑張りましたね汗
今回は私自身、初のヨーロッパでした。ワクワクします。
ようやく長い長い移動を終えて、フランス旅行+ルービックキューブ世界大会のスタートです。
次回はフランス旅行編!
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート②】へ続きます。