ども、さじーです。
今回は久々の、ボードゲーム「カタン」の公式大会に参加したレポートとなります。
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はじめに
この大会に向けては、かなり練習してきたつもりでした。
前回、2018/4/8に「第3回 北陸カタン王決定戦」に参加して、12位/52人という結果でした。(このときのレポートは書いていないのですが)
第3回北陸カタン王決定戦行ってきましたー。新しい人とも、恒例の関西、関東からの蛮族とも心ゆくまでカタンができて満足!大会は2勝33点で12位/52人でしたー。課題もたくさん見つかったし、次は決勝テーブル残れるようまた精進します。。
— さじー (@S_ajima) 2018年4月8日
そして悔しくて、2か月前からオンラインでカタンと同じゲームが出来る「カタソ」で数10戦。
オフラインでは福井の「エスガーデン」様にてエスガカタン会で同じく10戦程度。
合計30戦くらいはやってきたんじゃないかなと。
↑エスガ 火曜カタン会においての一盤面。
私は赤。
これは勝ち急いでしまって、右下の10・8のとこに1本引いたのが完全に間違いでした。
(道賞を持っている状態で9点、あと家が建ったら10点となり勝利だったため)
この甘いミスが致命的となり、橙に14本で道賞をまくられ、その後盤面で家・都市と作るも9点負け。。
カタソでもオフラインでも、ゲーム展開的に優勢に進められることが多くなってきているため、こういった「甘い」ミスにより勝ち逃すことが多々ある気がしています。
優勢なのであれば、急ぐ必要はなく、1ターン2ターン多くかかっても確実に勝率を上げられる方法を選択すべきなんですよね。
まだまだです。。
しかし初心者の方も強豪の方もいる中、かなり実力がついてきたんではないかと自負しています。
上位陣と自分とでは何が足りないかを考えながら、まだまだミスもありつつも、精進をしてきました。
そんな中で迎えた今大会。
今回は日本選手権本戦への出場権利を得ることができる上位3位になりたい!と本気で思って出場。
特に他の予選会に参加する予定はなく(参加申し込みも特にしていない状態)、「一発で決める!」という気持ちで参戦しました。
カタン日本選手権 北陸予選
↑好天に恵まれ、先日車検を済ませたばかりのバイク「ドラッグスター400」で向かいます。
この日の金沢の最高気温は33℃。まだ7月初日というのにものすごい暑さです。
9時半すぎ、会場の「ITビジネスプラザ武蔵」へ到着。
1戦目
1番手スタート。
麦が薄い盤面でなんとか騎士賞を取って、ポイント1枚?だったかで、辛くも10点で勝利。
全体ポイントが33点。
盤面を撮るのを忘れてしまいました。。
試合終了してから、同卓に新月さん(カタンフリークス編集長)がいることを知らされるという。
あれには「ええ!?」ってなりました。
とりあえず、幸先のいいスタート。
2戦目
ここからは盤面ありでの解説となります。
かの有名な遠征勢・ウサゲさんを交えての2戦目。
↑私は青・1番手。
またも麦が薄く、初期配置に悩むマップです。
光って反射していますが、とりあえず一軒目は「4鉄・8羊・10木」に置きました。
道は3・8の方に伸ばしたと思います。
2番手が橙ウサゲさん。ここでなんと「6羊・5木・12鉄」に置かれました。
これは妙手・・・!麦が薄いマップで3軒目に9麦を取りに行こうという策略ですね。
そしてなおかつ、木が多いマップであり、木港にも手が届くという配置。
2番手で12が絡む配置というのはなかなか勇気がいるかと思いますが、これは納得です。素晴らしい1手目。
3番手赤、4番手白と置かれまして、2番手の2軒目ウサゲさん。
ここで本来であれば「5土・10鉄」に置きたかったという話でしたが、そうすると私に内陸2軒をあっさり与えてしまう。それは強すぎる。
ということで、それを防ぐためにあえて「5木・10木・9麦」に置かれました。さすがです。
私の2軒目。
結果としては「8木・3麦・4羊」に置いたのですが、「5土・10鉄」でもよかった気がしますね。
そして5土を売って生活するという。土が薄い盤面ですからね。
「かぶり目で3:1港」か「5土というレア資源かつ鉄港」のどちらかの選択でした。
全員フルで時間を使っていたため1分間では答えは出ず、前者を選択。。
序盤、自分しか資源が出ない8がぶん回ったため大いに目立って、警戒されます。
中盤にかけては橙のウサゲさんの「5木」「9麦」が威力を発揮。
また、赤はのびのびと道賞を奪取。
結果としては残念ながら時間切れに・・・。
私自身、大会では初めてのことでした。
私は8点。橙9点、赤8点、白6点で、全体ポイント31点。
羊と木が多く、土・麦・鉄が薄いマップだったために時間がかかってしまいましたね。
序盤が特に、11土も出なかったため、みんなで他資源をバンクさせて土を作って必死に家を建てていました。
果たして後者を選んでいたら、5土を売ってうまく立ち回って、勝てたのだろうか。
答えはわかりませんが、また違った展開になっていたかもしれません。
どちらとも言えませんが、目の偏りによる運要素は減らせた気はしますね。(3麦が1回しか出なかった。。)
ここまで2戦を終えて、1勝18点。
最高の結果ではありませんが、残り2戦を2勝すれば、決勝進出の可能性が大いにあります。
あとは後半戦2試合に託されました。
3戦目
いよいよここからは強者同士との闘いとなります。
私は1勝18点で5番テーブル(全体で21テーブルあった)へ移動。
またしても麦が薄いマップ。
麦が薄いと、全体としてゲーム進行が遅れる・かつ強い麦を取った人がかなり有利になる気がしています。
そんな中、3番手でゲームスタート。
1番手橙、2番手青(たまっきーさん)、3番手白(さじー)、4番手赤。
1番手赤⇒「6土・10羊・9木」。3:1港もあるし生産力最高値。
2番手青⇒「6麦・3麦・4鉄」。そして3:1港もある。(私はこれが最強だと思ってたが、2番手たまっきーさん曰く、「これは1番手が取らんでもいいんじゃないの?」とのこと)。
3番手白⇒「5鉄・9木・10羊」。羊港を見る。しかし麦切りがほぼ確定、つらい。
4番手赤⇒「見ての通り」。土港・鉄港・3:1港という3つの港を取ることができる配置。
3番手白⇒「5羊・11羊・6土」。ここを取れば5羊がロックされて、内陸においては強い羊を2番手に与えずに済む。なおかつ自分の羊港が強化される。なんとかなりそうか?
2番手青⇒「4鉄・9木・11羊」。ここを取ることにより1番手に「2・9・4」から「3軒目で6麦」への最強盤面を阻止できる。
1番手橙⇒「5鉄・2麦」。(やられた。)羊港つき、6麦が3軒目でとれる。
盤面評価だけなら6麦を初手から持っている2番手のたまっきーさんがやはり最強か。
4番手の赤も、だれにも邪魔されずにできるので悪くない。
3番手の私が羊港への飛び込みを受け、一番つらそうなマップ。そして狭い・・・。
ゲーム序盤は、飛び込みを受けて凹んだ私に思ったより早く支援が入り、なんと一番初めに3軒目が建つ(10羊の3:1港)。
これでなんとか戦える形か。。
と思いきや、11羊と4鉄が序盤から大いに爆発。
なぜか5羊や10羊より11羊の方がたくさん出る展開に・・・。
たまっきーさんには序盤からカードを躊躇なく引かれる。
中盤以降もその勢いはとどまることを知らず。
青の建設予定地を減らすために「3・11」に先に建てる(ほぼ仕事)。かつ道賞を取らせてもらい7点。
これで青は「都市3つ・騎士賞・2ポイント」で勝つしか未来がなくなった。
かに思えた・・・・・・・・・・・・。
まだゲームが終わらないと思っていた状態で、青・たまっきーさん。
伏せカード3枚の状態から「街道建設」が。
さらに9で出た手元の木3枚、4で出た鉄を3:1で土に交換。
4本の状態から、一気に道を5本繋がれ、盤面5、ダブル受賞、1ポイントでの勝利。。(完全に想定外)
3戦目が特に悔やまれる、たまっきーさんに道をまくられてのダブル受賞を献上してしまった5点負け。あれはマジできつかった。。
対戦してくださった皆さん、打ち上げでお話した皆さん、またぜひ北陸へ!ありがとうございました!お疲れ様でした!— さじー (@S_ajima) 2018年7月2日
というわけで、青10点(1ポイント)、赤8点(2ポイント)、橙6点(1ポイント)、白さじー5点。
なんと全体ポイントは29点。
たまっきーさんに大いにやられた試合でした。
可能性に気づけなかったことに敗因はもちろんあるのですが、出目も、戦略も、すべて持っていかれてしまいました。
道賞を取っているのであれば、その勝たれ方だけは警戒しなければいけなかった・・・。
まだまだ、甘いですね。そこまで考えが及んでいないことに甘さを感じます。
そしてもう一つ言えることが、この状態、実はポイントがあと1枚しか発展カードの山に眠っていないということなんですよね。
もし、もしも・・・あと1本あのとき道を伸ばしていればこの勝たれ方をされていなかったと思うと、
時間をかければ、私も十分勝ちのチャンスがあったように思います。
青は道が取れなかった場合、あと都市化+ポイントを引くのが必須なのですから。
「道賞を取られる可能性を消す」ということだけがすべての試合でした。ほんとに。
二度と同じ過ちは繰り返さないよう、これを糧にしていきたいと思います。
4戦目
8番テーブルへ移動。
もう決勝進出の権利を得ることはできず、消化試合となったため、純粋にカタンをエンジョイすることにしました。
1番手・青。
2番手・橙・さじー。
3番手・白。
4番手・赤。
またしても麦がなんとも微妙・・なマップ。特に、砂漠の裏側に麦が2か所あるあたりが。
左上の反射しているのが「10麦」なので「5土・9土・10麦」を1手目にとりました。
返しの2手目は「3鉄・4期・6羊」を。
いければ羊港もいこうかなー、という作戦でしたが、ゲーム中に青に取られてしまい、方針転換。
3:1港、土売り人、カードカタン、という感じでうまく立ち回りました。
特に10麦がいい感じに出てくれてそれも役に立ちましたね。
盤面6点・騎士賞・2ポイント。
「独占・鉄」で、手元に大量発生していた羊・麦を合わせ、1ターンでカード4枚ドローもかなり効きました。
カードの引き・出目・流れ、すべてがかみ合い10点勝利。
青6点、橙10点、白8点、赤5点で、全体ポイント29点。
3回戦とは逆に自分が勝利を収めることができて、最後の試合ではありましたが、大満足。
逆にうまくいきすぎてちょっと怖くなるくらいでした。
上級者が同卓すると9点-9点-9点-10点のようなヒリつく試合が多くなりますが、、
こういう試合はいつもいつもできませんから、たまにはやらせてもらってもいいですよね。^^;
表彰式
↑今大会において上位3名となったプレイヤー。
株式会社GPさまからの表彰を受けます。
優勝は、関西のオオクボさん。
準優勝、CASTさん。
第3位、小宮さん。
お三方は、7月29日に行われるファイナルへの出場権および交通費を獲得されました。
おめでとうございます!
聞くところによると第5位までが3勝だったとのこと。やはり、4戦3勝は必須ですね。
1試合目・2試合目で2連勝しないと結構キツい気がします。
また、次の大会に備えて頑張りましょう。
↑私は2勝33点で、参加した81名中、19位でした。
あれ?去年と全く同じやないか・・・w
点数は全く同じでも、ゲーム内容、交渉、戦術などにおいて、1年前よりはちょっぴり成長できたかな、という気がしてます。
打ち上げ
↑いつもの「かじ亭」にて打ち上げ。
やはりというべきか、追いカタンが始まっちゃってます。
北陸カタンクラブ主宰のどどさんには、頭が上がりません。
いつも楽しい企画をありがとうございますm(_ _)m
9月22~23日に富山・法輪寺温泉にて行われる「温泉カタン」も楽しみましょう!
⇒詳細が出ました。お申し込みはこちら(Twipla)から
カラオケへGO
↑さらに2次会(3次会?)ではカラオケへ。
「狩歌」という、「歌詞中にでてくるワードをかるたで取る」ゲームをやりました(伝われ)。
最後は気合で、全カードを枯らしにいくという・・・w
めちゃくちゃ盛り上がって楽しかったですね。
カタンのように駆け引きや頭を使うゲームではなく、こういった軽いゲームもまたいいですね。
朝方に解散、そこから福井へ帰宅しました。お疲れ様でした!
まとめ
大会ではコンスタントに2勝出来るだけの実力はついてきたように思いますが、まだ詰めが甘い部分があるというか、最上位陣との力の差がまだ埋まらないなーと実感しているんですよね。
カタン日本選手権北陸予選、お疲れ様でしたー。4戦して2勝33点、19位/81人という結果でした。本戦への権利取得の条件、上位3位までに入るには、あともうひと回り、いやふた回りは強くならないといけないなーと実感した一日でした。盤面は一番うまくいった4戦目。 pic.twitter.com/BhEtsZRRWO
— さじー (@S_ajima) 2018年7月2日
特に「勝てる試合」を、ちょっとしたミスで取りこぼししてしまうことが多い気がします。
逆に言えば、その「ちょっとしたミス」を減らす、最終的にはなくすところまでいければ、勝率をまだ上げていけると思っています。
そのためには1年、いや2年くらいかかるかなあ。
まだまだ全国には手ごわい相手が多いですが、その中でも頑張って上位に食い込んでいけたらと思います。
ワールドカップベルギー戦の長友選手の言葉ではないですが、自分の実力がすべて出せたので、悔しいですが、悔いはないです。
また楽しみながら、カタン、頑張っていきまっしょい。
次回予告⇒温泉カタン。お楽しみに!