今回は、これまでの記事
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート①】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート②】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート③】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート④】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑤】の続きです。
(まだ読んでいない方はそちらからどうぞ)
Contents
7/14(金)世界大会2日目
今日も朝7時半に起きてホテルの朝食。
ノボテルスイート(レポート④参照)朝食付きは良かったですね。
荷物をまとめて会場へ移動します。
午前中の競技へ参加
↑2日目のスケジュールはこんな感じ。
このうち、5x5x5 first roundと、4x4x4 first roundの2競技に出場します。5x5x5はfirst roundを通過すればsecond roundもあります。
ところで、なぜかはわかりませんが私は4日間すべて朝イチから競技がありました。
ついてません汗
まず5x5x5のfirst roundです。
朝イチだったのでそこまで時間もなく、軽くアップして競技に臨みました。
↑競技席の視点からみるとこんな感じ。
↑今回5×5はそこまで力を入れて練習していたわけではないのですが、なんと5回ともうまくいき、平均1:06.90で自己ベスト更新!
326人中23位で難なく予選通過。(第2ラウンドは80名が進出できます)
何はともあれ自己記録を出すことができたので、フランスまで来た甲斐もあったというものです。
リラックス・集中して臨むことができたからこその結果だと思います。
その後、13:45から始まる5x5x5 second roundまで時間がかなりあいたので、昨日も行った別会場にまた行ってみます。
何やら、今回の目玉イベントNations Cupの練習ができるとかなんとか。
別会場の見学
Nations Cupとは、今回の世界大会で初めて導入されたイベント、いわゆる国別対抗戦です。
基本的にルービックキューブの大会は個人戦ですが、国ごとにチームを作り、団体戦のような形で戦います。
↑3人1チーム、ひとつの国から何チームでも参加可能となっており、今回は各国から総勢72チームが参加したようです。
↑3人の公式大会での自己ベスト(平均)タイムの、さらに平均をとったのが”Team average”。
上位5チームのタイムがこんな感じ。トップのUnited States 1チームは3人の平均が6.77秒(!!!)
今大会の優勝チームとしては最有力候補です。
↑私は”Japan 1“チームの一員として参加。チームキャプテンを務めさせてもらいました。順位は20位です。
↑競技形式としては、各チーム毎のトーナメント方式。
2チームが同時にスタートし、3人がリレーのようにキューブを解いていきます。
チームの合計タイムが速かった方が勝ち上がっていき、最後まですべて勝ったチームが栄えある第1回Nations Cupの勝者となります。
↑我々Japan 1チームの初戦の相手はUnited Kingdom 3チーム(45位)。順当に行けば勝ち上がることはできそうです。
しかし2回戦の相手はおそらくKorea(13位)になるでしょう。格上の相手で、厳しい戦いが予想されます。
↑Nations Cupの参加チーム全員に、今回のために作られたTシャツが配布されました。これを着て本番に挑みます。
本番のNations Cupは明日、15日(土)の一番最後に行われます。
↑カナダのチームが練習していました。
こちらも今回のために特別に用意された連結タイマーとディスプレイです。
3人がタイマーに手を置かないと、1人目がスタート出来ない仕様となっています。
また1人目が手を離す⇒キューブを揃える⇒手を置くと、2人目のタイマーがスタートでき、また同じ流れで2人目⇒3人目へと引き継がれる仕様になっています。(今回このためだけにプログラマーがタイマーを特別に改造したらしいです。すごい)
ちょっと説明が難しいので、詳しくは次回の記事でご紹介する動画でお楽しみください。
カナダチームはベストで22秒くらいを出していました。はやい。
日本チームも少しだけ練習をさせてもらいました。
スタート順によってはなかなかタイミングが難しかったので、明日の本番に向けてもう少し練習が必要そうです。
↑同じくこの会場ではキューブアートが作られていました。まずこの時は、枠組みを作っている様子です。
何個使うのかは不明ですが、数百個は確実だと思います。さて、どんな絵が出来上がるのでしょうか?
ランチ⇒午後の競技へ参加
昨日と同じ屋外の売店でサンドイッチを買います。
↑生ハムのサンドイッチなのですが、これはちょっと微妙でした。
薄っぺらい生ハムが一枚入っているこれで6ユーロです。味気ないのでケチャップをかけてみましたが、うーむ…。
続いて午後の競技へ。
5x5x5のSecond roundがあります。
決勝の20人に入るには、最低でも平均1分05秒を切らないと難しく、先ほどの自己記録をさらに上回るタイムが必要でした。
結果、平均1:10.60で43位、ここで敗退です。
ボーダーラインは1分04秒でした。
個人的には決勝進出はもともとかなり厳しいと思っていたので、それなりの結果です。
1ラウンド目に自己ベストを更新できたので満足しています。
トップ層は軒並み1分を切るタイム。このラウンドでオーストラリアのFeliks選手が単発38.52、平均46.24、それぞれ世界記録をたたきだします。
同会場の盛り上がりがすごく、私が試技の最中も会場が大きな拍手に包まれました。
耳栓をしていたものの、なかなか集中を保つのが難しかったです。
メイン競技3×3でも現世界記録をもつFeliks選手。
今大会でも1日目に行われた6×6、7×7では単発・平均すべてにおいて世界記録を更新しており、そのスター性をいかんなく発揮していました。
間違いなく、彼はスピードキューブ界では世界一有名な選手と言えるでしょう。
↑Feliks選手を別会場で見つけたので、記念に1枚撮らせてもらいました。イケメンか。
私自身彼に会うのは3回目で、顔を覚えていてもらえたようでした。光栄です。
続いて少し間をはさみ、4×4のfirst roundへ。
結果としては平均37.67秒、470人中54位。自己ベストは34秒台なので遠く及びません。
あまりいい出来とは言えませんでしたが、こちらも次のラウンドは100人進出なので、問題なく通過です。
結果として4×4も5×5も日本人としては1位だったのでまずまずです。
それでも、世界の壁は分厚く、4×4に関してはトップ層は30秒を切るタイム。
ここでもFeliks選手が1位通過していました。驚異的ですね。
4x4x4 second roundは2日後、最終4日目に行われます。
大会の見学⇒夕食⇒ホテルへ
↑残りの時間では競技会場の見学をしたり…
↑待機エリアの会場を上から撮ってみたり…(円形テーブルは30~40個あります、ここだけで300~400人収容できますね)
↑”大魔王クッパ“とかかれたTシャツを着たイギリス人に会ったり…(少し話をしたのですがとてもユーモア溢れる人でした)
↑キューブアートが完成したので写真を撮ったりしました。
今回のフランス・パリ、エッフェル塔をモチーフにしたイラスト。素敵ですね。
余白部分は白が多いので、作るのはそれほど難しくなかったのではないかと思います。
ルービックキューブは揃えるタイムを競う以外にも、実はこんな使い方があるということを知っていただけたら嬉しいです。
↑会場を後にして、夕食。
今日はスーパーではなく、レストランに行ってみます。
↑でも結局食べるのはいつもと同じようなサンドイッチです。これで7ユーロ。
サンドイッチはリーズナブルでまあまあ美味しくて悪くないのですが、これを毎日続けているとさすがに飽きてきますね…。
ホテルに戻った後、日本チームのメンバーが持ってきていたワインやビールを皆で軽く飲み、そのあとは明日以降に備えて、ひたすら練習をしました。
次回は、世界大会3日目です。残り後2日!!
メイン競技3x3x3の予選、そして目玉イベントのNations Cupが開催された模様をお送りします。
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑦】へ続きます。
まだの方はこちらもどうぞ↓
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート①】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート②】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート③】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート④】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑤】