今回は、これまでの記事
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート①】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート②】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート③】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート④】の続きです。
(まだ読んでいない方はそちらからどうぞ)
お待たせしました。
今回から4日間はルービックキューブ世界大会のレポートになります。
Contents
7/13(木)世界大会1日目
起床⇒朝食⇒会場へ移動
↑朝7時半に起きて朝食(ビュッフェ)をとりに1階へ行くと、すでに多くのお客さんで混雑していました。
↑フランスの主食はもっぱらパンですね。もちろんビュッフェにご飯などありません。
普段、ご飯が主食の我々日本人にとって1週間以上まともにご飯を食べられないのが少々苦しかったです。
ただ、クロワッサンはちょうど焼き立てを食べることができてホカホカで美味しかったです。
あとハムやウインナーなども美味しかった。
↑会場の「The Docks of Paris」まではホテルから徒歩9分。
↑身支度を済ませた後、歩いて会場へ行きます。
↑看板を発見。あと少しです。フランス語だと少し違うようです。
↑会場に到着!大きな特設看板には「Rubik’s Cube World Championship Paris 2017」と書かれています。
ここでもテロを警戒してか、入り口付近には警備員が2名。セキュリティチェックがありました。
↑すでに多くの参加者とスタッフが!今回の大会で使われる会場の一角です。
こちらは待機エリアとなっていて、円形テーブルと椅子が数十個並べられていました。結婚式などで使う施設なのでしょうか。
4日間、全館を貸し切りで開催されたようです。
↑受付を済ませます。参加人数1,100人の名前がアルファベット順に書かれた紙を見ながらスタッフに誘導されます。
今回、大会参加費は出場競技数にかかわらず一律10ユーロで、事前予約の際にクレジットカードで支払い済み。
↑こちらが受付にて受け取った品物たち。
左上の2つの記念キューブ、トートバッグ、ステッカーは参加賞です。
(バッグは赤・オレンジ・緑・青・黒の中から選ぶことができました)
加えて、中央左のネームカードと自分のスケジュール、左下には大会全体のスケジュール等が書かれたパンフレットももらいました。
↑私は過去にも2回、ルービックキューブ世界大会に参加していて、これで通算3回目となりました。
これまでに貰ったネームカードを首にかけるための紐を並べて撮ってみます。
一番上のピンクの紐が2011年にタイ・バンコクで参加したときのもの。
真ん中の赤の紐は2013年にアメリカ・ラスベガスでのもの。
そして今回、2017年はフランス・パリ。一番下のオレンジの紐をもらいました。トートバッグの色とセットになっているようです。
(2015年はブラジルのサンパウロで行われたのですがそのときは諸事情で不参加でした)
総勢20名ほどの日本チーム、1つのテーブルに固まって座りました。
午前の競技へ参加
↑1日目のスケジュールはこんな感じ。
このうち、私が参加するのは3x3x3 with feet(足)と、3x3x3 Fewest Moves(最小手数)の2競技です。
3x3x3 with feetはその名の通り、足を使って3x3x3のルービックキューブを揃えます。(!)
また、3x3x3 Fewest Movesは、一つの与えられたスクランブル(崩し手順)を使って参加者全員公平に崩されたキューブを、60分の制限時間を使って、いかに少ない手数で解法を導き出すことができるか、という頭脳戦。公式競技18種目の中、唯一ソルビングタイム(解く速さ)が関係ない競技です。
↑まずいきなり一発目からの競技、3x3x3 with feet first roundに出場。
↑崩されたキューブを3回、足で解いて、それらの平均タイムで順位が決まります。(mean of 3形式)
私はfirst roundにおいて3回平均45.79秒を記録し、参加者57人中9位で予選通過(日本人1位)。決勝進出者は20人です。
大会での自己記録43.26秒に迫る、なかなかの好タイムでした。
※World Championship 2017、3x3x3 with feet first roundの結果はこちらから見ることができます。⇒Cube Comps
↑次に休む間もなく3x3x3 Fewest Movesの1回目へ。
集中して行われる競技のため、会場2階の静かな個室へと移動します。
競技は3回の試技が行われ(1時間x3回でトータル3時間)、こちらも3回の平均(mean of 3)で順位が決まります。
各自、メモ用紙、提出用紙、ペンが渡され、競技が始まると皆黙々とキューブを回しペンを走らせます。まるで試験のよう。
1回目は全くうまい解法が見つからず、45手で終了。
(自己記録は単発30手、平均35.33手です。遠く及びませんでした)
特に力を入れていない競技であり練習もほぼしたことがありませんので、あわよくば記録更新を狙って記念参加でしたが撃沈でした。
この最小手数競技ですが、それ専用のある程度のノウハウを習得している必要があり、私はそれすらも知らない状態で臨んでいますので上位陣には歯が立ちません。
続いて、やはり休むことなく3x3x3 with feet finalへ臨みます。
自分の実力では入賞(3位以内)はほとんど不可能です。
3回の各タイムが1:06.36 50.61 57.03、平均が58.00秒。
だいぶんコケて、決勝20人中20位になってしまいました汗
1回目に1分を超えてしまったときに「あ、終わった」と思いましたね。
通常の3x3x3(両手)競技は5回測ったうちのベスト・ワーストを除いた中3回の平均タイムで順位を出すAverage of 5形式を取っていますが、このwith feetではmean of 3。
一度でも失敗してしまうと順位を大きく落とすことにつながる、ミスのできないシビアな方式です。
この競技以外にも、6x6x6,7x7x7など1回あたりの時間がかかる競技で採用されています。with feetは設営に時間がかかることとあまり人気のない競技のため、競技自体も短縮化を図ってmean of 3になっています。
私以外にも、3回中2回が好タイムでも1回失敗したことで平均を落とし、3位入賞を逃している人が何人も見られました。
※with feet決勝の結果はこちらからどうぞ
やはり決勝前に練習時間が全く取れず、いきなり本番に臨んだことは失敗要因の一つかもしれません。
Fewest Movesを早めに切り上げれば良かったですね。。
まあしかしwith feetに関しては自己記録更新出来る程練習しておらず、目標は決勝進出だったので、目標自体は達成です。
優勝したポーランドのJakub Kipa(ヤコブ・キパ)選手は予選・決勝ともに平均30秒前後、安定して素晴らしいタイムを連発して優勝。さすがは現世界記録保持者ですね。
↑チャンピオンのJakubと1枚撮らせてもらいました。イケメンです。
彼は2013年ラスベガスで優勝、2015年サンパウロでも準優勝しており3大会連続の表彰台です。すごい。
昼休憩+α
↑時間があいたので、別会場を見学。
各ブースで展示や物販をしていました。奥のモニターでは、メイン競技ステージのライブ映像が中継されています。
↑昼食は屋外に出張でサンドイッチ屋さんが来ていたので、そこでこちらを注文。外にはテラス席が用意されていてそこで食べることにしました。
ドリンク込みで9ユーロくらいでした。ポテトセットを頼んだはずではないのになぜかついてきました。
フランスのサンドイッチに使われているパンはかなり固いので、口の中をかなり攻撃されます。。歯茎が痛くならないよう少しずつ水分をとりながら柔らかくして食べるのをおすすめします。
↑戻ってからも時間があったので、海外のキューバーたちと交流します。
こちらがスペインのRubik’s Clockを練習するチーム。
彼らが手に持っているRubik’s Clock、こちらは時計の針を12時に揃えるパズルで、ほかの立方体のパズルに比べてかなり簡単です。
実は私は2010年にこちらのパズルで世界記録を取ったことがあり、今も単発日本記録を持っています。
(今はまったく練習しておらず、今大会にも参加しませんでした。)
午後の競技へ
3x3x3 Fewest Movesの2回目が13時45分、3回目が17時半からの予定となっていました。
しかしかなりスケジュールがおしていて、3回目の試技が17時半開始のはずが、18時を過ぎていたと思います。
1回目失敗してしまったので後は単発記録狙いで臨んだものの、それぞれ39手・40手と微妙な結果に。
平均41.33手で、参加者216人中116位でした。なんとも微妙です。
まあこちらも記念参加ということで目標達成といたしましょう。
※3x3x3 Fewest Movesの結果はこちら
残りのあいた時間では明日の競技、4x4x4や5x5x5の練習をしたり、他国のキューバーと交流をメインに楽しみました。
買い出し⇒ホテルへ戻る
この日はこれで会場を後にして、ホテルへ戻ります。
帰る途中、夕食は少し回り道して付近のスーパーで買い出し。
↑この辺りはパリ中心部に比べるとかなり治安の悪い地域だそうで、帰路途中”スラム街”感がかなりありました。
↑こちらを購入。今日も今日とてサンドイッチ・生ハムをつまみにホテルでワインを飲みます。
スーパーにはアサヒスーパードライもありました。チョコはお土産用に買ったものでした。
友人が買ってきてたサラダをちょっともらいましたが美味しかったですね。旅行中はどうしても野菜不足になりがちなので少し割高でもサラダは貴重です。
しかし、この辺りでいよいよ日本食が恋しくなってきていたと思います。
今日の結果を話したり、明日からの予定を話したり、キューブを練習したりして、シャワーを浴びて眠りにつきました。
次回は世界大会2日目!メイン競技のひとつ、4x4x4と5x5x5が始まります。
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑥】へ続きます。
まだの方はこちらもどうぞ↓
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