今回は、これまでの記事
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート①】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート②】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート③】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート④】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑤】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑥】
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑦】の続きです。
(まだ読んでいない方はそちらからどうぞ)
Contents
7/16(日)世界大会4日目(最終日)
4泊したNovotel Suites(レポート④参照)も、この日がチェックアウト。
朝食を済ませた後、身支度、荷造り、チェックアウトを済ませます。
8時半会場へ。
↑今日のスケジュールはこんな感じ。
例によって朝イチから4x4x4 second round、そして立て続けに3x3x3 second roundの2つに出場します。
午前の競技に出場
会場到着後、少しだけアップを済ませ、まずは4x4x4 second roundへ。100人⇒決勝20人へと一気に絞られます。
first roundの結果から推測すると、平均33秒前後のタイムがボーダーラインとなりそうです。
私の公式ベストは平均34.31秒なので、それを上回るタイムが必要となりそう。
結果、、、
5回のタイムが37.90 35.01 33.85 34.76 35.88 で、平均35.22秒。
97人中26位(3人は辞退)で、惜しくもここで敗退でした。
(ボーダーラインはfirst roundより少し落ちて、34.15秒でした。すべての結果はこちら)
今回3×3に力を入れて練習していたのもありますが、もう少し練習して、あとは落ち着いて回すことが出来たら…と思いますね。
最初からワーストタイムを出してしまったあたり、やはり緊張していたのかと思います。
大舞台だからこそ緊張せずリラックスして臨むことができないと、勝負の世界では生き残れないですね。
残るは3×3だけになりました。
***
気持ちを切り替えて、3x3x3 second roundへ挑みます。400人⇒80人に絞られます。
予選から推測すると、だいたい平均9.5~9.7秒くらいがボーダーラインになるのではないかと思われます。
first roundでは平均9.55、72位通過だった私。コケなければここもなんとか通過できそうです。
このラウンドで、昨日出せなかった自己ベストを出したいところ。
↑待機エリアの様子。左、立っているのが4×4世界記録保持者、ドイツのSebastian選手。
右下はアメリカチャンピオンのLucas選手。
左奥にはFeliks選手など、そうそうたるメンツです。
結果、5回のタイムが8.26 8.23 11.85 8.29 8.86で、平均8.47秒。
見事自己ベストを更新!(これまでのベストが8.96秒でした)
こちらも動画にてどうぞ↓
今回3×3は世界大会に向けて一番練習してきた競技だけに、喜びを隠し切れませんでしたね。
全体的に簡単なケースが多かったですが、3回目以外はコケることもなくきちんと好タイムを出せています。
最後5回目には自己ベストを確定させたので、激しくガッツポーズしています笑
もちろんこのタイムであれば、393人中22位で問題なく通過。準決勝進出を決めました。
私以外にも、Nations Cup(レポート⑦参照)で一緒に戦った伏見君と入船君も一緒に通過しました。
すべての結果はこちら
5×5に続いて、この3×3でも自己ベスト更新したことは、今大会何よりの収穫でした。満足です。
それでも上には上がいますね。世界トップクラスになるためには今や7秒台は必須です。
さらに1秒、あるいは2秒速くならなければいけません。
ここからの1秒というのは本当に難しいと感じていて、果てしなき道です。
↑3×3の競技席から、観覧席側を撮ってみるとこんな感じ。この時点ですでに多くの観衆がいます。
昼食⇒午後の競技に出場
ここで少し時間が空いたので、昼食にします。
最終日は売店のホットドッグ(6ユーロ)。
写真撮り忘れましたが、いたって普通のホットドッグでした。
***
12時半より、3x3x3 semi final(準決勝)がスタート。80人⇒決勝12人に絞られます。
すでにこの時点でも相当ハイレベルでしたが、さらにここから決勝12人に進むことができるのはたったの12人。
平均8秒を切らないとほぼ無理という、とんでもないレベルの高さです。
とりあえず、second roundで出した自己ベスト、8.47を上回るタイムは必須ということです。
この時点で、私が決勝に行ける可能性は相当低かったのは事実です。
通常、あまり速く回し過ぎると先読みが出来なくなって手が止まり、結果的にタイムロスになってしまいますが、全力で速く回して先読みが出来れば7秒台を出すことができます。
決勝進出への可能性がゼロではない以上、一か八かの賭けに出ることにしました。
結果…5回のタイムが18.84 12.65 11.71 13.94 9.67、平均12.77秒で撃沈…。
1回目に失敗してしまい、尾を引いてしまいました。80人中79位、もちろん敗退です。
決勝進出へのボーダーラインはなんと7.79秒。準決勝で7秒台を出した選手は16人いましたが、そのうちの4人までもがここで脱落です。
今の世界レベルの高さを身をもって実感しました。
すべての結果はこちら。
これをもって、私のルービックキューブ世界大会2017、すべての競技が終わりました。
改めて、結果をまとめると
4×4:準決勝進出
5×5:準決勝進出、自己ベスト更新
3×3足:決勝進出
3×3最小手数、2×2、3×3片手:記念参加
となりました。
全力を出し切ったので悔いはありません。
決勝の観戦
出場したすべての競技が終わったので、あとは世界トップクラスの試技を観戦することにします。
観ることも勉強ですね。
観覧席の前の方に陣取りました。
↑すべての入賞者に渡されるトロフィー。
やはりフランス・パリということで今回はエッフェル塔をモチーフにしています。素敵ですね。
↑3×3の決勝が近づくにつれ、ものすごい数の観客が。通路まで人で埋め尽くされています…!
少し早く前の席を確保しておいて正解でした。
3×3決勝では、10卓あった最前列のステージ席が2卓に減らされました。
決勝進出の12人が下位から2人ずつ呼び出され、1試技ずつ交互に5回揃えていきます。
3×3決勝の動画が見たい方はこちら⇒YouTubeへ(※別の方がアップした動画なので埋め込みは避けます)
7秒は当たり前、速い選手は6秒、最速では5秒台まで飛び出しました。
超ハイレベルな試技を生で観ることができただけで感動です。
表彰式⇒解散へ
3×3決勝が終わり、ルービックキューブ世界大会2017、すべての競技が終了。
表彰式が始まり、競技ごとに入賞者が呼ばれていきます。
↑メイン競技、3×3の優勝はアメリカのMax選手に決まりました。Congratulations!
2位にはNations Cupでも対戦した韓国のSeung-Hyuk選手、3位もアメリカのLucas選手が入りました。
白髪のおじいさんは、正四面体のピラミンクス、正十二面体のメガミンクスなど公式競技にもなっているパズルを発明したMeffert(メファート)教授。
今回残念ながら、日本からの入賞者はいませんでした。世界の壁は本当に厚い。
また、2年後の世界大会にむけて頑張っていかなければならないですね。
↑こちらは運営スタッフと、サプライズで登場したErno Rubik(エルノー・ルービック)教授!(前列一番右)
その名の通り、ルービックキューブを考案し世に送り出した人物です。一度はお目にかかりたいと思っていたのでこれまた感動でした。
表彰式の後は、今回の大会で仲良くなった選手と一緒に写真を撮ったり、記念キューブにサインをもらったり…。
ホテルの移動があるので、日本チームにも挨拶し、19時過ぎに会場を後にしました。
以前からの仲間とも、今回初めて知り合った仲間とも、また2年後に再開できることを祈って。
ホテル移動・夕食
↑大会会場から、今晩1泊だけ泊まるホテルCampanile La Villetteへ移動します。
徒歩でだいたい30~40分くらいでした。(やはりここでも徒歩移動)
時刻は20時近くになろうとしているのに、良く晴れていて暑かったです。
↑途中にあったレストランで夕食。
↑やはりいつもの感じのケバブ屋さんでした。一番左上のケバブを注文(10ユーロ)
↑どの店に行っても出てくるバケット。そして飲み物はコーラだがワイングラス。
↑ものすごい量のケバブが出てきました。
とても美味しかったのですが食べきれず、「テイクアウトは出来る?」と聞いたらタッパーをくれました。ここら辺も日本と同じですね。親切です。
明日の朝食にすることにしました。
対面にいた友人がルービックキューブを回していたところ、見知らぬお客さん(多分現地の人)に絡まれます。
ちょっと揃えてみて、という感じで渡されて、揃えてみせると目を真ん丸にして驚いていました。
やはりルービックキューブが6面すばやくできると世界共通で武器になりますね。いつでもどこでも持ち運びもできて、大変おすすめです。
↑ホテルCampanile La Villette(カンパニール・ラ・ヴィレット)へ到着。
レストランも入っていて、複合施設のようでした。
フロントのお兄さんの対応が懇切丁寧で良い人オーラがすごくてびっくりしました。
さすがはトリップアドバイザー(ホテル検索サイト)で最上位に出てくるだけあります。
これで一泊7,400円(ひとりあたり3,700円)。リーズナブルです。
チェックインを済ませ、部屋へ移動。
↑部屋もとても綺麗な感じ。ライムグリーンを基調としていてオシャレです。
↑ユニットバスではありますが、シャワールームはきっちりと閉まるタイプのドアで、水が漏れることはなく快適でした。
どうでもいいけどドライヤーの音がものすごく大きくてまるで掃除機のようでした。いやリアルに。
↑シャワールームに備え付けられた何か。「shower gel & shampoo」と書いてあります。髪も身体もいけるということなんでしょうか。
前のホテルも同様でしたが、フランスではこの形式がもしかしたら一般的なのかもしれません。
そこまで気にしないタイプの私、せっかくなので髪も身体もこれで洗ってみましたが特に問題はありませんでした。よくわかりませんがすごい。
ホテルでは、快適なWi-Fiがありました。
これまでの日記を書いたり、すでにアップされ始めた世界大会の動画を観たり。
あとは荷物の整理をしたりして、明日の帰国に備えました。
疲れていたのですが興奮していてなかなか寝られず、友人が眠りについた後も少しだけ2048というゲームをして、眠りに尽きました。
***
次回、長かったこのシリーズもついに最終回!
帰国するための移動、その中にもハプニングあり。
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート⑨】へ続きます。
まだの方はこちらもどうぞ↓
ルービックキューブ世界大会2017@フランスに行ってきました【レポート①】
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