ども、さじーです。
こちらの記事は
ルービックキューブ世界大会2019@メルボルンへ参加します
【ルービックキューブ世界大会2019レポ①】日本からオーストラリア・シドニーへ【移動日】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ②】Warm Up Sydney 1日目【大会編】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ③】Warm Up Sydney 2日目【大会編】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ④】シドニー街中観光・タロンガ動物園【観光編】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ⑤】ブルーマウンテンズ国立公園【観光編】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ⑥】シドニーからメルボルンへ【移動日】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ⑦】世界大会1日目@メルボルン【大会編】
【ルービックキューブ世界大会2019レポ⑧】世界大会2日目@メルボルン【大会編】
の続きです。まだの方はぜひそちらからご覧ください。
Contents
7/13(土): 世界大会3日目
8時15分ごろ起床していつもの朝食をとり、出発。
↑雨は降ってませんでした。路面が濡れているのは朝露による結露でしょうかね。いつも交差点にあるこの建物は何だったのだろう、と調べてみたら「クエスト グランド ホテル メルボルン」というホテルでした。威厳のある建物。。
会場到着。
↑3日目のスケジュール。私は4x4x4の2回戦、3x3x3の1回戦、5x5x5の2回戦にそれぞれ出場。
午前中はまず9時から2×2ジャッジスタッフ、10:25からは3×3片手のジャッジ・スクランブラスタッフです。
↑空いた時間で「コンペティタールーム」を見に行きました。
↑競技者待機・練習エリアみたいな感じですね。円形テーブルでは多くの選手が練習しています。
メイン会場の観覧席にはテーブルは補助的なやつ(開閉式)が一応あるものの、ソファのような椅子は深く腰掛けると肘当てに肘が当たったりしてキューブの練習がやりづらい状態。こちらの会場の方がテーブルもあり椅子も肘当てはなく、練習にはうってつけです。
ここでYouTubeチャンネル” LaZer0MonKey“として知られるPhillip Lewicki(アメリカ)に声をかけられ、英語でインタビューを受けました。内容としては、簡単な自己紹介、キューブを始めたきっかけ、キューブをやっていてよかったこと、などでした。ちなみに彼自身も3×3平均6秒台のタイムを持っている相当に速い選手で、今大会でも3×3決勝に進出しておりました。話しかけられただけで光栄というものです。
あとはMatty君に話しかけてソルブを見させてもらったり、Max Parkのお母さん(昔日本に住んでいたことがあり、日本語が少し話せる)と話したりしました。
4x4x4 準決勝
午前の最後、4x4x4準決勝(第2ラウンド)に出場。
80人⇒16人が決勝に進むことができます。キューブは予選と同じくWuQueMMで出場。
結果、
(40.76) 31.34 (30.51) 36.24 33.73 平均33.77 39位/80人 準決勝敗退
いきなり1試技目で40秒(爆弾)を抱えるも、2,3試技目でなんとか立て直します。
しかし4試技目の36秒を出し、このタイムをカウントしてしまう時点で終了のお知らせ。
予選の40位から一つだけ順位を上げて39位。準決勝敗退となりました。
別にパリティ運が悪かったわけではなかったと思うので単に練習不足な気がします。
あとはここ最近の傾向を見るととにかく1試技目が弱いのでこれはなんとかしたいところ。。
決勝進出ライン(16位)は30.59。日本からは洲鎌選手が14位で決勝進出を決めました。
↑会場内でDana Yi(アメリカ)と遭遇してちょっと話しました。Cubicleをスポンサーにつける女性トップキューバ―であり、3×3公式平均7.67はフランスのJuliette Sébastienに抜かれるまでは女性世界記録でした。かなり小柄なのに多分割キューブや超分割(6×6, 7×7)キューブもかなり速く、手もきっと小さいんだろうなと思って比較させてもらった写真がこちら。手が小さいことは多分割を回す上では基本的にハンデにしかならないのですが、男性キューバーの中においては相当手の小さい私よりもさらに小さかった彼女。これにより手が小さくても多分割を速くなることができるということが証明されましたね。手が小さいことを言い訳にできなくなってしまいました。
勝手にライバル意識して頑張ります。
↑この日のスタッフルームでの昼食は1日目、2日目よりもかなり豪華な感じで、
↑なんかサンドイッチのようなものとか、春巻きのようなのとか、
↑寿司(右下)なんかもありました。Sushiはやはり世界中で人気なのかめちゃくちゃ売れ行きが早かったですね
↑スタッフたちと楽しくおしゃべりしながら食べるランチはとてもいい経験にもなって良かったです
午後からは3×3目隠しスクランブラ、メガミンクスのスクランブラ、3×3のスクランブラとジャッジ各スタッフをこなしつつ、自分の出場競技に向けても備えます。
↑Nations Cup(後述)のTシャツが配布されていたので我々のチームの分を取りに行きました
↑3×3 1回戦 スクランブラエリアの様子
3x3x3 1回戦
ルービックキューブ世界大会におけるメイン競技3x3x3は全18種目中、唯一4ラウンドあります。 400人が2回戦へ進出可能。
ここ最近お気に入りでずっとメインとして使っているYuXin HuangLong Mで出場。結果、
9.22 (8.51) 10.00 8.74 (11.73) 平均9.32 102位/807人 2回戦進出
私にとっては平凡・無難と言えるタイムで、特にコメントがありません。
ちなみに2回戦進出のラインである400位のタイムは、13.82でした。
準決勝に行けるのは80人なので、2回戦ではもう少し上げていかないといけません。(1回戦の80位は8.99)
5x5x5 準決勝
おそらく今大会で最も決勝進出の可能性が高かった5×5。WuShuang Mで出場。
ワンチャンスにかけて頑張りましたが、結果、
↑平均59.18 24位/79人中 準決勝敗退
1:01、1:03、この時点で1:01をカウントすることが決まり、決勝進出はかなり厳しめに。
若干やる気なくなりつつもなんとか後半取り戻し、5試技目でベスト。平均59.18は惜しくも自己ベスト(58.91)には届きませんでした。
このタイムは当時の私にとってちょうど実力通りの結果といったところ。やはり簡単にうまくいくことはありません。
しかし24位という順位自体は、参加した全5種目中では一番良いものでした。これは素直に自分を褒めても良いのかなと思います。
決勝進出ライン(16位)は56.83。日本からは洲鎌選手が12位で決勝進出を決めました。さすがまとしか言いようがありません。
↑こちらが一番速かった5試技目の動画。よかったらご覧ください。
これを4回ないしは5回出せる実力を手に入れないといけないんだよなあ、、としみじみ。
10月20日、京都大会で5×5出場予定なので、それまでもっと精進します。
出場5種目中4種目はこれで敗退が決定し、残すところ3×3のみになりました。明日、最終日に備えます。
↑この日の全種目(Nations Cup 除く)が終わって一段落ついたところで、スタッフの集合写真撮影がありました。赤いTシャツは各チームリーダーですね。私もこの中にいます。”ウォーリーを探せ!” 改め、”さじーを探せ!”
↑ちなみに場所的にはこの辺にいます。せるふぃー
Nations Cup
前回、2年前のフランス大会から開催されたこのNations Cup。ルービックキューブ世界大会における特別イベントで、いわゆる国別対抗戦ですね。各国代表選手が3人1チームとなり、3人が各自のキューブをリレー形式で解いていき、その合計タイムで争うというもの。トーナメントでの勝ち上がり方式で勝者を決めます。
前回はチームさえ組めればタイム制限などはなく参加可能でしたが、今回は運営スケジュールの都合もあってか参加できるチーム数を3名合計の公式タイムが速い順から32チームに絞ってエントリーが実施されました(各国最大3チームまで)。日本からも3チーム出場し、私はJapan Team3としてエントリー。
↑Japan Team3のメンバー3人。左が郡司君(2007年ハンガリー大会で3x3x3世界3位、2012年3x3x3日本チャンピオンという実績の持ち主)。中央が木田橋君、普段はハワイ在住の日本人キューバ―で、公式平均sub9(9秒未満)のタイムを持っています。
頭につけているのは誰かが日本から持参した日の丸つきカチューシャ。我々Team3がこのカチューシャ(お笑い)担当になりました。
↑Nations Cupに出場した日本チーム全員で集合写真。Japan Team1が全員公式平均sub8を持っている日本最強チーム、伏見君、入船君、洲鎌君(右上3名), Team2が中高生若手伸び盛り全員sub9チーム、高岡汰虎君、高岡誠君、竹村君(左上3名)です。チーム編成を考えてくれたのは洲鎌君、ありがとうございました。全32チーム中、Team1は12位、Team2は24位、Team3は28位でした(3人持ちタイム合計の順位)。
入船君(右上から2人目)の持っているキューブにも注目してみてくださいね。日の丸!
↑Nations Cupの選手待機エリア、1回戦が始まった当初は人数が多くてごった返していましたが、戦いが進むにつれチーム数が絞られて徐々に人数が減っていきました。
↑NationsCupの時の観覧席、多くのギャラリーです
↑試合中のステージの様子がスクリーンに映されていて、待機中の選手もこちらを眺めて見守ります(あんまり見えなかった)
そうこうしているうちに順番が回ってきました。我々Japan Team3は1回戦、あのMats Valk擁するオランダ(11位)と対戦することに。持ちタイムではオランダが優勢です。
↑1回戦、Japan Team3とNetherlands(オランダ)との一戦です。果たして勝機はあるのか?どうぞご覧ください。
惜しくも1回戦で敗退してしまったものの、入場シーンから会場を沸かせるという目的は多分達成されたので良かったです。あとは個人的にラッキー(PLLskip)だったとは言えsub7のタイムが出たのが嬉しかったですね。2年前にも韓国戦で7秒を出したNations Cup、何か相性がよいのかもしれません。
その後は観戦に回りました。Japan Team2も同じく1回戦でドイツ2(14位)に敗退。Team1は1回戦でポーランド2(27位)に勝利するも、2回戦でカナダ1(4位)に敗退。実力がそのまま出た感じで、番狂わせはありませんでした。
↑こちらがNations Cup決勝の動画。Germany1(2位) vs USA1(1位)、勝ったのは…?
↑左の3人、Germany Team1が優勝!しかも2年前のパリと同じメンバーでの連覇達成です(遠くからだったのでピンぼけ、すいません)
右の3人がUSA Team1、こちらもやはり2年前と同じUSA最強チームでの参戦でしたが惜しくも準優勝でした。しかし彼らは2年前は準決勝で敗退してしまっていたので今回はランクアップ。素晴らしいです。
Nations Cupすべての結果はこちらから見られます(大会公式特設サイト)
↑3日目のスケジュールはすべて終了。会場から出たところで日本人チームの集合写真を1枚。
今大会もかなりの人数が参加していた日本人キューバ―、1か所に全員集まることはどうしても難しく、ここに写っていない人もいます。
↑夜、無事宿に帰還。ランチが豪華でかなり食べたら夜はあまりお腹すいておらず、ヤッシーが買ってきてくれたアイスクリーム、シリアルとミルクで済ませることにしました。
↑アイスは普通においしかったですね。ヤッシーありがとう!
↑”3人指相撲”をおっぱじめるタニシ・まっしゅ・ヤッシー。わけがわからないよ。
競技、スタッフの仕事、そしてNations Cupと一番忙しくかつ充実していた3日目。疲れ切っていてほとんど練習せず、この日からは簡易ベッドではなくちゃんとしたクイーンベッドの方で早目に寝かせてもらいました。
***
次回は世界大会2019、いよいよ4日目、最終日。
私は3x3x3の2回戦に出場、準決勝進出なるか?
さらに各競技決勝の観戦中、日本人から世界チャンピオン爆誕!?
【ルービックキューブ世界大会2019レポ⑩】世界大会4日目@メルボルン【大会編】へ続きます。